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7月早々に梅雨明けしたかと思ったら、一転して戻り梅雨が訪れたように、雨の多い日が続いています。
その為湿度が高い日が続くことで、実は熱中症の危険も生じやすくなる状態でもあります。
これから本格的な暑さが訪れる時期ではありますが、一方でこの暑さは今年だけのものとは限りません。
光熱費高騰が続くかもしれないことを考えて、今回を機に今一度、遮熱対策を見直されてはいかがでしょうか?
今回は家での暮らしをより快適にする為の、「部屋の温度差を無くす」ことに着目した対策をご紹介します!
エアコンをただ付けるだけでは、実は部屋は涼しくなりにくく、空気を循環させることが大切です。
更に快適な暮らしを実現するためにも、部屋の温度差が生じる原因を解決することも欠かせません。
SUGIBAYASHIがご提案する、部屋の中に温度差を生じさせない方法としては、主に下記があります。
- ①空気の循環を行い、温度差のばらつきを抑える
⇒部屋にサーキュレーターを設置して、空気の効率的な循環を! - ②屋根からの熱を抑える
⇒遮熱塗装の実施、遮熱機能材を持つ屋根へ交換! - ③屋根・屋根裏の断熱性を高める
⇒断熱材の充填、遮熱シートを張り付け、屋根からの熱を室内へ伝えない!
上記①~③それぞれの特徴やメリットについて、これからご紹介します!
①空気の循環を行い、温度差のばらつきを抑える
一番お手軽にできる対策方法です。エアコンによる冷たい空気は下におりる性質があり、
冷房を上手に使うには、この下にたまった冷気を上手に循環させることが大切。
下図のようにサーキュレーターを設置すると、床にたまった冷気が循環し、部屋全体が涼しくなります。
また実際に夏のエアコン使用時に、サーキュレーターあり・なしで、
どれぐらい室温に差が出るかを確認したテスト結果があります。
※使用状況:外気温32°C、エアコン温度設定:冷風27°C
お手軽にできるので即効性はありますが、この効果としてはあくまでエアコンを効かせやすくすることだけ。
これだけでは家の中に熱が入ってくることに起因する暑さへの対策としては十分とは言えないので、
次の②・③の対策と併用することをオススメします!
②屋根からの熱を抑える
屋根からの熱の侵入を防ぐ観点では、下記2点がポイントになります。
(1)屋根からの熱を抑えること
(2)屋根・屋根裏の断熱性を高めること
昔は瓦屋根が多かったのですが、近年ではデザイン性や耐震性を考慮し、金属屋根・スレート屋根の採用が増えてきました。
この一方で、材料の特性上、そのままでは太陽光の熱を屋根が大きく吸収してしまい、その結果熱が室内に多く入ってしまうことが問題になるケースが増えています。
そこで近年の材料の進化により、屋根に当たる日差しを反射・低減させる塗料や屋根材料が普及してきました。
屋根への日差しを反射し、屋根から室内へ熱を伝えにくくすることで、室内の温度上昇低減を図っています。
それぞれの対応方法の特徴をまとめると、次の表のようになります。
ここで、遮熱塗料・遮熱機能付き屋根材の塗装・交換による効果について、下記の通り報告されています。
まず遮熱塗料有無による、屋根表面温度・室内温度については、以下の実験結果が報告されています。
出典:日本ペイント㈱ サーモアイシリーズ、条件:最高気温 31.7℃、最低気温:23.9℃
この実験では屋根表面温度は、最高で10.5℃(平均:4.3℃)、室内温度は最高で3.0℃(平均:2.7℃)
それぞれ低減しています。
次に、一般的な金属屋根と遮熱機能付き屋根材における屋根表面温度の違いは、以下の通りです。
出典:ニチハ㈱ 横暖ルーフSシリーズ シミュレーション条件:8月下旬の気候を想定(外気温(35℃程度))
屋根表面温度は、遮熱機能付き屋根材において、最大で25℃低減しており、室温の削減効果も期待されます。
屋根自体の補修・交換は、今回取り上げた遮熱対策だけではなく、屋根自体の劣化による雨漏れ発生防止、建物損傷を防ぐという観点でも、非常に重要になります。
「最近大雨の時に雨漏りで部屋に水が滴る」「夏の日中で上の階の部屋が暑すぎる」などの
お悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください!
プロの視点を持って、屋根の補修、カバー工法を含めた屋根交換に関する工法など、
お客様に最適な対応方法・プランを検討した上でご提案致します!
③屋根・屋根裏の断熱性を高める
屋根からの熱を室内に入れないようにするためのもう一つの方法として、屋根・屋根裏の断熱性を高めることが挙げられます。
屋根から伝わってくる熱を直接室内に入れるのではなく、屋根・屋根裏に断熱材や遮熱シートを入れることで、
室内に伝わる熱の量を低減させる方法です。
それぞれの対応方法の特徴をまとめると、次の表のようになります。
屋根からの熱を抑えることと同時に、屋根からの熱を室内に伝えないことも、暑さ対策としては重要です。
一方で長年住まわれる建物ほど、屋根裏を含めた断熱性が不十分であるという調査結果もあります。
ここで一年中快適な住まいを実現すべく、窓や屋根の改修を考えた際に問題になるのが、「費用」の問題。
より良いものにしようとすればするほど、改修にかかるお金はどんどん増えていってしまいます。
そこでSUGIBAYASHIでは、お住まいの立地や日差しの当たり方、過去の施工事例などを踏まえ、
よりお住まいを快適に過ごせるようにする為に、更に+αを行く提案として、
効果性の高い断熱・遮熱対策が出来るよう、改修範囲場所の選定、予算を考慮した改修方法の選定を行います!
断熱・遮熱対策のためのお住まいの改修一つをとっても、様々な選択肢があります。その中でお客様に
最大限のご満足をご提供できるリフォームを実現すべく、建築のプロフェッショナル集団として、
お客様に寄り添い、お客様の一歩先を見た+αのご提案+設計・施工を行います!
窓や屋根の断熱・遮熱改修に限らず、お住まいをよりよくする為のリフォームについて、
お悩みがある方は、どうぞご遠慮なくお問い合わせくださいませ!