今年のお盆休みの時期以降、梅雨を思わせるような、季節外れ(?)の長雨が続いている最中ではありますが、
先日梅雨明け以降の晴れ間を活用して、竹林亭の庭の手入れを行いました。
今回は日本家屋の一つである「数寄屋造り」竹林亭における、夏の晴れ間に見せる風景の一部をご紹介します!
「竹林亭」という名の通り、庭中に竹が植えてあり、
成長が早い竹は、雨が上がるたびに都度手入れが必要ですが、
定期的に綺麗にそろえてあげることで、
慌ただしい日常から離れた、落ち着いた風景を愉しめます。
庇を深くすることで、日中でも陽の光が直接多く入らないので、
涼しい風と共にゆっくりと過ごすことができます。
春夏秋冬の季節の流れに応じて、竹林亭の庭が魅せる顔も
大きく変わってきます。庭に植えられている大きな木の影、
そして深く長い庇によって、日中でも庭先で日陰を多く
確保することができます。
夏の木漏れ日が差し込む日には、空の青さと涼やかな庭先の
雰囲気の両方を一度に楽しめます。風が穏やかに吹く日なら、
冷房がなくても快適に過ごすことができます。
茶室「向山庵」から庭を眺めた一枚。
庭先の鯉が泳ぐ姿と共に、蝉の声が鳴り響き、まさに
夏の訪れを実感します。軒先の縁側にて庭を眺めれば、
日常の騒がしさから離れ、落ち着いた一時を過ごせます。
慌ただしい日が続く中でも、喧噪から一歩離れてゆっくりとした時間が過ごせる数寄屋造りの竹林亭。
涼やかな夏のひととき、そして、たっぷりの日差しを味わう夏のひととき、
それぞれ違って、それぞれ良い、そんな夏の穏やかな一日を味わってみませんか?