暑さの厳しかった夏も終わり、いよいよ朝晩の寒暖が厳しくなり、本格的な秋の到来を迎えました。
その中で台風通過後の、まさに台風一過の晴れた日に、竹林亭の庭の手入れを行いました。
今回は秋に見せる竹林亭の風景の一部をご紹介いたします!
「竹林亭」の奥に併設されている「向山庵」。細い露地を
抜けていくことで、隠れ家的な雰囲気を味わうと共に、
慌ただしい日常から離れた、落ち着いた風景を愉しめます。
竹林亭の玄関に抜けていく道脇に佇む「北山杉」。
北山杉の磨丸太は、数奇屋の建築用材として頻繁に
用いられ、今では4m近い背丈にまで伸びています。
竹林亭で一、二を争う大きさを持つ「モミジの木」。
植えて20年ほど経過する中で、大きく成長しました。
陽の光を大きく浴び、秋深くには色鮮やかに紅葉します。
その「モミジの木」の足元には、コケが多く生えています。
陽の当たりにくい奥まったこの中庭でのみ見られる光景で、
日本庭園の和の雰囲気を醸し出す要素になっています。
竹林亭から見た、数寄屋門と向山庵を結ぶ分かれ道。
陽が降り注ぐ穏やかな晴れの日には、池の周りを歩くことで
ゆっくりとした時間を過ごすことが出来ます。
剪定され、陽の光が大きく降り注ぐようになった中庭。
高台からのよい眺めだけではなく、穏やかな風と共に、
縁側で静かな時間を落ち着いて味わえます。
夜の暗い時間帯にはまた違った竹林亭の顔を見せます。
要所要所に配置されたライトが道を照らすと共に、
色づいた木々の美しさを魅せてくれます。
慌ただしい日が続く中でも、喧噪から一歩離れてゆっくりとした時間が過ごせる数寄屋造りの竹林亭。
涼しくも穏やかな秋のひととき、そして秋も深まり色鮮やかな木々が愉しめる秋のひととき。
それぞれ違って、それぞれ良い、そんな秋の穏やかな一日を味わってみませんか?