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災害に強い家づくりのご提案(その1)~まずはお住まいの点検から~

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現在猛威を振るっている新型コロナウイルスに加え、猛暑による暑さ対策や熱中症の発生と、
日々心が休まる時がない状況の方も多くいらっしゃるかと思います。

その上、これから夏が過ぎていく中で懸念されるのが、「台風」到来による大雨や洪水、強風による災害です。
昨年の台風による長野県での川の氾濫、そして2008年に発生した岡崎市での豪雨災害も記憶に新しいところです。


 

令和2年7月豪雨(熊本県)※出典:(写真:共同通信社)

 

平成20年8月末豪雨(岡崎市)※出典:(写真:共同通信社)

 

また、上記のような災害にまでは至らなくても、台風や大雨による建物への被害発生も起こり得ます。
例えば、大雨・強風による雨漏りや、強風による屋根瓦の損傷、窓ガラスの破損など。
少しのことでも、そのまま放置してしまうと、建物の劣化に繋がってしまう恐れも。

そこで今回は、台風が到来する前に、事前にお住まいを点検しておくことの必要性について、事例を踏まえながらご紹介します!

①台風による建物への被害事例について


例えば、台風により屋根瓦のずれが発生したことに気が付かず、後日の大雨で雨漏りに繋がったケースが例として挙げられます。
(雨漏り発生で初めて事態に気づき、調査依頼があったケース)

 

雨漏り発生状況
※青枠部:雨漏りによる天井の膨らみが発生

 

屋根瓦のずれ状況
※赤枠部:屋根瓦のずれ+風雨により下地部(土)が流出

 
 

屋根瓦下地復旧状況

 

屋根瓦のずれ修復完了

 

特に屋根瓦のずれは、台風被害でよくみられる飛来物による窓ガラスの破損や、雨漏りとは異なり、
(屋根瓦自体が落下するなどなければ)発生直後には気づきにくいという特徴があります。

このまま半年・一年と放置してしまう中で、雨風により屋根瓦の下地にあった土(葺き土)が流されてしまい、
結果的に雨漏りにまで進行してしまいます。

上記写真のように、屋根瓦のずれ修復と合わせ、屋根瓦下地の復旧により、これ以上の雨漏りの発生を抑えることは出来ますが、
雨漏りが小さいからといって、そのまま放置してしまうと、建物自体の劣化に最終的には繋がってしまいます。
なので、実は台風シーズン前の点検だけでなく、台風通過後も含め、定期的な建物の状況確認は欠かせません!

②お住まいの点検チェックポイント


お住まいをいつまでも綺麗に、そして快適に過ごせるようにするためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
そのためにも、今のお住まいがどういう状況にあるかを、まずはご自身の目でチェックされることをオススメします。

「事前の一策は事後の百策に勝る」と言われるように、大きな問題に繋がる前に確認し、そして事前に修理することが、
お住まいを長持ちさせるためにも重要
です。

お住まいを点検するにあたり、特にチェックが必要なポイントを下記にご紹介します!

 

外壁にひび割れ(クラック)がないか
外壁にチョーキング(白い粉がつく)が生じていないか

 

窓周りや繋ぎ目のシーリングにひび割れがないか
ベランダの防水床面に劣化がないか

 
 

屋根に割れや瓦のずれが生じていないか
雨樋に枯葉や土などによる詰まりが生じていないか

 

室内の天井や壁に雨漏りのシミ跡がないか
室内のドアやサッシ廻りに雨漏りのシミ跡がないか

 

今回取り上げたチェックポイントはあくまで一例ですが、特に普段と違うところがないかが大事なポイントです。
「そういえば、こんなところにシミがあったかな」「普段とは違う場所が濡れている」など、都度気にかけることが大切です。

些細かもしれませんが、その普段との違いを放置してしまうと、建物への被害が進行してしまい、
最悪の場合は、床や天井の落下など、重大な被害に繋がりかねません。
普段からのお住まいの点検、そして台風通過後の点検を定期的に行うことが、結果的に建物を長持ちさせることに繋がります。

一方で、屋根や雨樋の点検については、高所での作業にもなるので、特に安全には注意が必要です。
点検で気になったこと、雨漏りが発生した際でも、お困りごとがありましたら、
どうぞ遠慮なくSUGIBAYASHIまでお問い合わせください!

経験豊かな工事担当者が現地にて雨漏りの原因調査、屋根や雨樋の点検・確認などを行い、最適な改修方法をご提案します!

次回は、台風シーズン時に備える、強風による飛来物対策(窓ガラス破損対策)についてご紹介いたします!
お楽しみに!